FDA、食品化学物質の市販後安全性評価プログラムを確立|BHT・ADAを最初の対象に

◷ 2026.05.12 FDA
一言でいうと AI要約
  • FDAが食品化学物質の市販後安全性評価の体系的な枠組みを確立し、BHT(酸化防止剤)とADA(製パン用品質改良剤)を最初の再評価対象に選定(2026年5月12日)。
  • 現時点で両物質の使用が禁止されたわけではなく、再評価プロセスが開始された段階。
  • これらの添加物を使用する日本の輸出企業は、直ちの影響はないが、今後の再評価の進捗を注視する必要がある。

FDAは2026年5月12日、すでに使用が認められている食品化学物質について、体系的に安全性を再評価する市販後評価プログラムを確立したと発表しました。最初の再評価対象として、防腐・酸化防止剤のBHT(ブチルヒドロキシトルエン)と、製パン用品質改良剤のADA(アゾジカルボンアミド)の2物質が選定されています。

今回の発表内容

今回確立されたのは、(1)食品化学物質を継続的にモニタリング・評価するための「Enhanced Systematic Process」と、(2)どの物質を優先的に本格レビューするかを判断する「Post-Market Assessment Prioritization Tool」の2文書です。BHT・ADAについては、それぞれ情報提供要請(RFI)が出されており、BHTについては意見募集期限が延長され2026年8月31日となりました(ADAについては延長なし)。

制度の説明

今回のプログラムは、食品添加物として既に認可されている物質を対象に、新しい科学的知見を踏まえて継続的に安全性を再点検する枠組みです。現時点でBHT・ADAの使用が禁止されたわけではなく、あくまで再評価プロセスが開始された段階です。

日本企業への影響

BHTは酸化防止剤として、ADAは小麦粉の品質改良剤として、日本の食品・製菓・製パン関連企業の製品にも使用されている場合があります。米国向け輸出品にこれらの物質が含まれる場合、直ちに使用が制限されるわけではありませんが、FDAの再評価の進捗によっては将来的に使用条件が見直される可能性があります。

今後確認すべきポイント

自社製品にBHT・ADAが使用されていないか確認し、含まれる場合はFDAの再評価の進捗状況(RFIへの提出データ、今後のプロセス)を注視することが望まれます。

関連する解説記事

▤ 出典

U.S. Food and Drug Administration (FDA)

FDA Finalizes Food Chemical Safety Post-Market Assessment Program, Launches Reassessment of BHT, ADA (2026年5月12日公表)

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発表機関
U.S. Food and Drug Administration (FDA)
発表日
2026年5月12日
(米国時間)
重要度
!  MEDIUM
関連分野
食品安全
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FDA Finalizes Food Chemical Safety Post-Market Assessment Program, Launches Reassessment of BHT, ADA
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