FDAは2026年1月16日、水産物を輸入するFeng Foods Trading Inc.(米国ニューヨーク州)に対し、Seafood HACCP規則違反を理由とする警告書を発出しました。
今回の発表内容
対象製品はイシモチ(Yellow Croaker)、カミソリガイ、冷凍アンチョビ、粒貝、魚卵入りエビペースト等です。FDAは、同社が輸入元である海外加工業者のHACCP(危害分析重要管理点)遵守状況を検証するために求められる「Affirmative Step(積極的な確認措置)」(21 CFR 123.12(a)(2)(ii))を講じていなかったと指摘しました。
制度の説明
Seafood HACCP規則は、水産物を輸入する事業者に対し、輸入元の海外加工施設がHACCPに基づく食品安全管理を適切に実施していることを、一定の積極的な確認措置(監査報告書の入手、第三者認証の確認等)により検証することを義務付けています。これはFSVPとは別建ての、水産物特有の規則です。
日本企業への影響
水産物は日本から米国への重要な輸出カテゴリーです。米国側の輸入者がSeafood HACCPに基づく検証を適切に行っていない場合、輸入停止・警告書等のリスクが生じます。日本の水産物輸出事業者は、自社の米国側取引先が、自社(または自社の加工施設)のHACCP遵守状況を適切な方法(監査報告書の提供等)で検証できる体制にあるか確認しておくとよいでしょう。
今後確認すべきポイント
米国向け水産物の取引先輸入者が、Seafood HACCPの検証義務(Affirmative Step)をどのように履行しているか、また自社としてHACCP関連文書(監査報告書等)を適切に提供できる体制にあるかを確認することが望まれます。


